映画「昆虫探偵ヨシダヨシミ」
『昆虫探偵ヨシダヨシミ』は、2010年に公開された日本のサスペンスコメディ映画。
原作は、漫画家・青空大地の同名漫画。
昆虫や他の生き物と会話できるという不思議な力を持つ男・ヨシダヨシミの、昆虫探偵としての奇妙な活躍を描いたシュールコメディである。
映画『平凡ポンチ』の監督やTVシリーズ『オー!マイキー』の脚本などで、独特の世界観を発揮している、佐藤佐吉が監督を務めた。
主人公の昆虫探偵・ヨシダヨシミを演じたのは、自他ともに認める昆虫好きの哀川翔。本作の主題歌と劇中歌も担当した。
人間キャストとして小山田サユリ(『わたし出すわ』など)、村野武範(『日本以外全部沈没』など)などの実力派俳優が出演。
そして昆虫たちをはじめ、共演する生き物たちの表情豊かな演技にも注目したい。
映画「昆虫探偵ヨシダヨシミ」のあらすじ
ヨシダヨシミには、人間以外の生き物と会話できるという不思議な力があった。
その力を活かし、ヨシダは5年前に謎の爆発で消滅した新宿の跡地で、助手の犬とインコと共に、昆虫からの依頼を専門に受ける「昆虫探偵」を生業として生活している。
「森の通貨」と呼ばれるオオクワガタを報酬として貰う代わりに、昆虫同士の浮気調査や、失踪した昆虫の行方調査など、昆虫たちからの様々な依頼に応える毎日。
そんなある日、一人の女性がカメムシを探してほしいとヨシダを訪ねてくる。
その依頼は、5年前の新宿爆発の謎と世界の未来がかかった、重大な秘密が関わっていた…!
映画「昆虫探偵ヨシダヨシミ」は、様々な悩みを抱える昆虫たちの姿に人間社会への皮肉をユーモラスに滲ませた、異色のサスペンスコメディとなっている。